・潜在的な交絡因子で調整した後、大腰筋筋溝ブロックは大腿神経ブロックよりも合併症が多く、血管穿刺では6.3% vs 1.1%で調整オッズ比(aOR)は3.6(95%信頼区間[CI]、2.9〜4.6;P<0.001)、頻回の皮膚穿刺では12.6% vs 7.7%でaORは2.6(95% CI、2.1〜3.3;P<0.001)であった。大腰筋筋溝ブロックはまた、カテーテル関連感染は少なかった:0.3% vs 0.9%(aORは0.4;95% CI、0.2〜0.8;P=0.016)。そして患者満足度も高かった(平均±SD 0〜10ポイントスケールスコアで、9.6±1.2 vs 8.4±2.9;P<0.001)。プロペンシティを合致させた感度分析は同様であった。