・600人の患者がこの調査を完了した(反応率 78%)。このうち、479人・104人・15人の患者がそれぞれ、低度・中等度・高度なリスクと分類された(2人の患者がこの時点でのデータを喪失した)。大半の中等度リスク患者(86%)と高度なリスク患者(80%)が彼らの上昇したリスクを同定していなかった。中等度リスク患者と高度なリスク患者の中で、過小評価されていたリスクの独立した予測因子は低い教育レベルと腎疾患をもっていないことであった。中等度リスク患者と高度なリスク患者は周術期脳卒中に対して低度なリスク患者よりも不安が強かった(視覚アナログスケールの中央値[四分位範囲] 2[0.5〜4] vs 1[0〜2]、P=0.001)。周術期脳卒中に関して前もって話し合いをしていたのは患者の半数未満であった(高度・中等度・低度なリスク患者でそれぞれ、40%・23%・12%)。