・合計294人の患者が対象となった。58.3%の入院減少が2020年を2019年とくらべるとみられた(85 vs 209);しかしながら、年齢(53.2 vs 57.2歳、p=0.169)や入院日数(4.8 vs 3.7日、p=0.133)で差はなかった。2020年において、虫垂炎の診断が増加し(4.3 vs 18.8%、p≦0.05)、重症度も同様であった(0%>グレード1 vs 58.3%>グレード1、p≦0.05)。手術をうけた患者の割合は増加し(19.1 vs 42.3%、p≦0.05)、手術時間の平均値も同様であった(102.4 vs 145.7分、p≦0.05)。COVID-19診断が確定した患者1名と疑い患者1名で手術をおこなった。後者は30日以内に死亡した。COVID-19症状での30日再入院はなかった。