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ABO血液型とSARS-CoV-2感染症との関連性:メタ分析

・現在のところ、SARS-CoV-2感染症とABO血液型多様性との関連性に関するエビデンスがあるかどうは暫定的で議論の余地がある。このメタ分析では、この関連性を検証し、SARS-CoV-2陽性者が対照とくらべて特定の血液型をもつオッズを測定した。系統的検索をおこなったのは、MEDLINEとLitCovidのデータベースで2020年7月15日までに発表された研究を対象とした。7つの研究がメタ分析の算入基準を満たし、そのなかには合計で13のサブグループ(7503人のSARS-CoV-2陽性症例と2962160人の対照)が含まれた。対照者とくらべたSARS-CoV-2陽性患者における各血液型をもつオッズを解析した。ランダム効果モデルを使って、全体の統合オッズ比(OR)をもとめた。サブグループ解析と感度分析をおこなって、異質性の原因を検索して所見の一貫性をもとめようとした。このメタ分析の結果によれば、SARS-CoV-2陽性者は血液型Aをもつ可能性が高く(統合OR 1.23、95%CI:1.09〜1.40)、血液型Oをもつ可能性が低かった(統合OR=0.77、95%CI:0.67〜0.88)。さらなる研究により、この関連性の基となる機序を検証していく必要があり、それはこのパンデミックの動静に集団内の血液型分布に基づいて影響をおよぼす可能性がある。




by anaesthetist | 2020-09-21 18:05 | COVID-19 | Comments(0)