人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大きな待機的非心臓手術後における機能低下:多施設前向きコホート研究

・自己報告による術後機能回復は重要な患者中心の転帰であるが、めったに計測されたり研究や臨床決断で考慮されない。術前運動耐容能測定(METS)研究で周術期変数と大きな非心臓手術後の機能低下との関連性をみたものの二次解析をおこなった。患者は少なくとも40歳以上で、冠動脈疾患があるかリスクをもっており、非心臓手術を予定されたものが対象となった。主要評価項目は、術前から術後30日と1年後での、移動・自己管理・日常動作をおこなう能力(EuroQol 5項目)の低下、とした。少なくとも1つの機能低下を報告したのは、30日では参加者の523人/1309人(40%)、1年では参加者の320人/1309人(24%)であった。術前にDuke活動指標がより高かった参加者は、術後30日での昨日低下を報告することがより多く、術後1年での機能低下を報告することがより少なかった。術後30日と1年での機能低下と中等度から重度の術後合併症とのオッズ比(95%CI)は、1.46(1.02〜2.09)、p=0.037と1.44(0.98〜2.13)、p=0.066であった。術後30日と1年での機能低下を報告する患者を区別することは難しかった(c-統計量 それぞれ 0.61と0.63)。要約すれば、参加者の4分の1は術後1年までに機能低下を報告した。




by anaesthetist | 2021-07-16 19:25 | 術前・術後管理 | Comments(0)